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「だろう運転」と「かもしれない運転」~過積載事故を受けて~

年齢を重ねてきた自分の親世代に聞くと、「大きな車の近くを走ると、何かあるかもしれない」と言います。これもひとつの「かもしれない運転」でしょうか。本人達が気を付けているのが「バスや大型トラックの横は走らないようにしている」、「後方を走る時は離れている(車間距離を長めにとっている)」。自分で注意できる範囲のことで意識しているようです。

ちなみに、反対の意味をもつのが「だろう運転」。楽観的に「~だろう」と運転するのは危険です。

 

まだ記憶に新しいと思われます。ニュースを見て、衝撃を受けました。

9月8日朝、千葉市内の県道で痛ましい交通事故が起きました。大型トレーラーが交差点を曲がる際に横転、積荷の鉄筋も崩れ落ち、信号待ちをしていた軽自動車が下敷きに。軽自動車に乗車していた3名の方が犠牲になった、あの事故です。

ドライバーも把握していたとみられる積荷の重量は約37トン。過積載という認識もあったようです。

そして、下り坂の緩やかなカーブの先の三差路を、曲がりきれず横転。警察の調べでは、過積載、交差点へ速度超過での進入、ハンドル操作の誤りが事故につながったとみられています。

細かく絡まった大量の鉄筋(鉄くず)という積荷に、横転した大型トレーラー。事故に巻き込まれた軽自動車には、それを避けるスペースも、時間も無かったことでしょう。クレーン車やショベルカー等 重機を使った救出作業には約6時間。もちろん道路も長時間通行止めとなりました。

後の調べによると、トレーラーの最大積載量は約29トン、明らかな過積載です。しかも過積載は常態化していた可能性があるとみられています。

多く積んでいるが大丈夫だろう。いつものことだから、今日もバレないだろう。

気を付けて運転すれば大丈夫だろう。

人の心の内は分かりかねますが、今回の事故に致命的な「だろう運転」があったのかもしれません。

 

このような過積載による不幸な事故の防止対策のひとつとして、

弊社のトラックスケールと重量指示計「K―400D」を御紹介させていただきます。

K-400D

K-400D

トラックやトレーラーの車両総重量・積載量を計量できるだけでなく、軸重量・輪重量の計測によって、偏荷重もご確認いただけます。重量指示計「K―400D」はタッチパネル式の指示計で、見やすく・使いやすいデザイン性と、集計等のデータ処理等に対応できる高い機能性を備えています。

この製品をご使用いただく前提として、「過積載ならそのままで走行しない」という人の意思は必要です。過積載については道路交通法でも定められています。残念ながら、弊社の製品で、人の意思までは制御できかねます。

 

ですが、トラック輸送の安全・安心を確保し、横転事故を防ぐお手伝いをさせていただきます。

ドライバーさんに「必要な情報」、「気をつけること」を、「分かりやすく」お知らせ。

弊社の技術が「計量・計測・安全」のサポート致します。

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