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ニュウサツサンカシカクシンセイ(入札参加資格申請)

繁忙期。企業によっても部署によっても、その内容は異なるにせよ、その当事者となられた方々は「目の回るような日々」を過ごされていることと思います。年度末に近づくにつれて、「まさにその時期!」という方もいらっしゃるかもしれません。働き方改革も叫ばれている昨今、休養も取りながらお願いいたします。

 

弊社 鎌長製衡㈱のとある部署が、猫の手も借りたいくらい、特に忙しくなる時期があります。

入札参加資格申請の書類を作成する時期です。

特に、奇数年度の申請については、全国各地の官公庁の申請が多くなることもあり、さらに受付期間も似通った時期。嵐のような書類作成が続きます。

ニュウサツサンカシカクシンセイ。舌を噛んでしまいそうな、この言葉。少し説明させていただきますね。

地方自治体等の建設工事や、また物品の買い入れや製造、サービス提供に関しての仕事を請け負う。その前段階として、「入札」が行われます。

入札自体に参加する資格を得るためには、事前に行うべき手続きがあります。その手続きを行い、入札に参加する資格を有していないと、入札には参加できないのです。入札に参加できなければ、もちろんその工事等を請け負うことも当然できません。

では、我々のような公共工事等を請け負う建設業者は、入札までにどのような手順を踏んでいるのでしょうか?

 

まず、決算を終えると、管轄の県事務所に届出を行い、審査を受けます。その結果が出た後、次に、経営状況分析申請を行います。分析機関によって、建設業者の経営状況が分析された後、「経営状況分析結果通知書」が届きます。

次の段階として、「経営事項審査」を受けます。例えば香川県の場合は、香川県 土木管理課が担当されています。ここで、経営規模・技術力・その他の審査項目について審査が行われ、結果を待ちます。

ここまでの事前の手続きを受けた建設業者が、経営事項審査の結果をふまえたうえで、入札参加資格申請を行うことが可能となります。もちろん、建設業許可を受けていることも必須条件です。

こうして、入札に参加するための資格を有するために行うのが、「入札参加資格申請」という手続きになります。自治体等に対して、指定された書類を、指定された期間中に、指定された方法で提出します。

書類を提出して、業者が契約対象者としてふさわしいか審査を受けた結果、個別通知またはウェブサイトでの入札参加資格者名簿の公開等、後日 通知される形となります。

ちなみに、建設工事の請負に関する入札参加については、建設業の28業種のうち希望する業種の資格を申請します。申請業種に関して、建設業許可及び経営事項審査を受けていることが必要となります。

また、物品の買入れ、製造、サービスの提供に関する入札参加は、品目が相当数ありますので、建設業者が、主に兼業で行うもののみ申請します。

ただし、それぞれの自治体によって、提出書類・受付期間・提出方法は若干異なりますので、その情報は個別に収集しておく必要があります。情報収集も、時間を要する作業です。

 

このように、情報収集と適切な書類作成等、弊社で作業分担して、今後の入札に備えての準備を行っております。この「繁忙期」を皆で乗り越えるには、社内の関係部署の担当者間での連携プレーも重要となります。

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