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廃石膏ボードの廃棄問題  ~鎌長の石膏ボード分別機~

先ごろ、石川県にある学校の校舎や学生寮等の建物の壁の隙間から、石膏ボードの端材が真っ黒に変色した状態で、多数見つかったというニュースがありました。一か所ではなく、広範囲に及ぶとのことです。

この原因と考えられるのが、平成14~16年に準大手ゼネコンが請け負った工事。工事を発注した学校側とは見解の違いがあるというのが、ゼネコン側の言い分です。ただ、産業廃棄物である石膏ボードを大量に壁の隙間に放置するなど言語道断。壁の中には使用済みの軍手等もあったといいますから、あきれてしまいます。いったい、何があったのでしょうか。

廃棄物処理法違反にあたる可能性があるということで、今後も調査が進められているようです。

改めて。

石膏ボードは、壁材や天井・床材等に使用されることも多い建材です。石膏を主成分とした素材を板状にして、特殊な板紙で包んでいます。安値ながら非常に丈夫、断熱・遮音性が高いのが特長。

ですが、ネジやクギを打つと穴が崩れてくること、また廃棄する場合には、環境問題の側面から、紙と石膏の分別処理を行った上でのリサイクルが必要となることが難点です。廃石膏ボードは、かつて行っていた埋め立て処理では、石膏ボードが水分と反応して有毒ガスが発生してしまうのです。そのまま埋め立てるのではなく、石膏粉と紙を分別してリサイクルを行うことで、適切な処理につながるのです。

さて、今回の問題となっているような、長期間放置されたものにつきましては厳しいですが、

通常の廃石膏ボードに関しましては、弊社の製品の中にもお役に立てるものがあります。

廃石膏ボードから効率よく石膏粉と紙を分別提供する、「石膏ボード分別機」です。

この製品の操作はボタンひとつで、運転状態もわかりやすく表示されます。磁力選別機・定量供給制御・高速回転選別機・振動フルイ機等で処理を行いながら、紙と石膏、そして残渣に分離します。投入口や搬送経路接続口、排出口を大型集塵機で集塵を行いますので、作業環境は快適に保たれます。このように処理を行っていただければ、問題なくリサイクルにつながるのです。

今回の壁の隙間に廃棄された廃石膏ボードに関しては、有害物質の発生するような条件ではないようですが、学校という生徒さんや学生さんが過ごす空間がより良い環境となるよう、一刻も早い解決を祈りたいと思います。

 

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