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コンベヤスケール

東京オリンピック2020まで、約3年。

ニュースでは、開催に向けての関係各署の調整等をよく目にします。また一方で、期待される世代の選手や新種目の話題が絶えません。選手や関係者でなくとも、自国開催されるオリンピックへの、ワクワク感は高まります。

では、前回 東京五輪1964の時はどんな感じだったのでしょうか。このオリンピックを機に、「テレビを購入した」というご家庭のお話もうかがいました。日本全体が活気づいていた、そんな時代だったのかもしれません。

 

弊社が「コンベヤスケール」の生産に着手したのは、昭和35年。東京五輪の少し前、1960年頃でした。ベルトコンベアで連続して輸送される、ばらの状態の各種原材料の輸送量を計量する装置が「コンベアスケール」です。

 

当初は、メリック式という機械式の計量機を生産しておりましたが、昭和46年(1971年)頃にはロードセル式に移行し、1号機を納入しております。

コンベヤスケールでは、ベルト上を流れる物質量だけでなく、働長や速度が関係しています。荷重検出装置で検出した荷重と、速度検出装置で検出したベルト速度を、積算指示装置にて積算し、出力します。

 

原料の大量計量に最も適した計量方法ですが、その反面、コンベヤベルトを介して計量する関係から、精度の面ではラフにならざるを得ないという制約を持っておりました。

当初は、鉱業関係(鉱石・石炭・砕石・セメント等)で使われることが多かったのですが、その後は、製紙・製塩業、また化学・肥料等の業界、樹脂業界と幅広い原料に使用されております。また、近年ではリサイクル機器の計量管理用としても利用されております。

 

弊社では、ベルトコンベヤに関する計量、演算、制御を一連のシステムとしてとらえ、ハードとソフトの両面において、ユーザー各位のご要望に応えられる、各種システムを開発、準備しております。

 

東京オリンピック2020の開催に向けて、コンベヤスケールのように(?)、スムーズに調整がすすんで、無事開催でき、選手のご活躍を間近で感じられることを、強く願っております。

 

 

◇◆◇◆  用語について  ◆◇◆◇

・速度検出装置 … ベルトの移動量または移動速度を検出する装置

・積算指示装置 … ベルトコンベヤで輸送された質量を積算して指示する装置

・働長 … はかりとして機能している長さ。荷重検出部に伝達される質量に相当する被計量物が載っているベルト部分及びその有効長さで、計量ローラに応じて算出する。

・計量ローラ … コンベヤベルト上の輸送物質量をコンベアスケールの荷重検出器に伝達するローラ

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