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鎌長のコンベヤスケール

知人から「ずっと見ていられる動画がある」というので、少しワクワクして見せてもらいました。それは、工場で大量生産されている製品がコンベヤで流れていく様子でした。人の好みは十人十色ですね。

 

さて、弊社にもベルトコンベヤに関係した製品があります。

ベルトコンベヤで連続して輸送される、ばらの状態の各種原材料の輸送量を計量する装置で、「コンベヤスケール」といいます。搬送中のコンベヤ上にて原料・製品を正確に計量します。「搬送」と「計量」の二役の機能を備えたハイブリッド型計量機器です。鎌長製衡のコンベヤスケールは、鉱業(鉱石、石炭、砕石、セメントなど)をはじめ、製紙・製塩・化学・肥料・樹脂等、さまざまな業界でお使いいただいています。例えば、穀物・飼料・砕石等ですと、原料や製品の受け入れや払い出しなどの際の計量にも使用されています。

 

コンベヤスケールは以下のような構成となります。

・原料を搬送する「ベルトコンベヤ」(※ベルト無しの場合はキャリアローラのみ)

・重量を感知する「荷重検出部(ロードセル)」

・コンベヤの速度を検出する「速度検出器」

・それぞれの信号を演算処理する「制御装置」

ベルトコンベヤにて輸送された原料の質量は、荷重検出部にて検出されます。またリターンベルトに取り付けられた速度検出器にてベルト速度を検出します。それぞれからの信号を制御装置にて演算処理することで、瞬間輸送量や累積積算値などの信号を出力します。

 

荷重検出部に伝達される質量に相当する原料が載っているベルト部分の長さを「働長」と呼びます。その長さは計量ローラの数に応じて決まります。ベルト上を流れる物質量だけでなく、働長や速度が関係しています。

 

弊社のコンベヤスケールは、大きく分けて「ベルト付き」と「ベルト無し」があります。

ベルト付きタイプには、荷重検出部が機械の下部に設置されているタイプと上部に設置されているタイプがあります。ベルト無しタイプには、荷重検出部下置き型と荷重検出部上部設置型があります。

 

弊社では、長年の実績と最新の技術を生かして、ベルトコンベヤに関する計量、演算、制御を一連のシステムとしてとらえ、ハードとソフトの両面において、ユーザーのご要望に応えられる各種システムの製品開発に努めています。

 

◇◆◇◆  用語について  ◆◇◆◇    

・速度検出器 … ベルトの移動量または移動速度を検出する装置

・計量ローラ … コンベアベルト上の輸送物質量をコンベアスケールの荷重検出器に伝達するローラ

 

★製品ページはこちらからhttps://www.kamacho.co.jp/scale/32/

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