鎌長の考え

鎌長の考えKamacho Ism

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世界へ…多様なニーズに
アジャストできる経験&技術力。

世界へ…多様なニーズにアジャストできる経験&技術力。

計量技術は世界共通。
エンジニアリングは現地仕様で。

タイで求められた20年前の製品。

2016年にタイのお客様に納めた繊維の染料用のはかりがあります。実はこれは、当社が日本で20年ほど前まで製造していたものでした。繊維産業が衰退した日本では需要がなくなり、図面も保管庫で眠っていた製品です。それがタイで求められたのです。もちろん制御は20年前と比べるとずいぶん進化していますが、基本的な機構は変わりません。そうしたニーズは世界を見渡せば、まだたくさんあるはずです。

当社はその長い歴史の中で、現在は製造していないものを含めると「はかり」と呼ばれるものはほとんどつくってきました。30年くらい前までの製品であれば、製造に携わっていた社員もまだ現役で残っています。多種多様な海外市場からのニーズにアジャストできる経験と技術力、さらに人材力があることは、当社の大きな強みです。

当社の海外進出の歴史は明治の終わりから。

当社の海外進出の歴史は、明治の終わりにまで遡ります。当時、大手製衡会社との提携を成功させた2代目長八郎は一気に、満州・大連・台湾・朝鮮・樺太(いずれも当時)など海外へと販路を広げました。そして戦後も、鎌長の製品は東南アジアをはじめヨーロッパ・アメリカ・南アメリカ・アフリカなど世界各国に輸出され、1967年12月当時の記録を見ると総売上高の約15%を輸出売上が占めるまでになっていました。
「製品の品質安定には原料の正確な計量が欠かせない」という事実は世界共通です。国や地域で異なるのは法律や習慣、あるいは価値観。それらに、当社は幅広い経験と技術力で応えていくことが可能です。海外は今後も当社が必要とされる魅力がある市場だと考えています。

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