バキュームコンパクターとは、粉(パウダー)の中に存在する空気を抜き、粉の容積(容量)を小さくする装置です。容積が小さくなると充填する容器や袋をコンパクトにできるので、保管スペースも少なくなります。
バキュームコンパクターとは
バキュームコンパクターの特徴
操るのは粉です!煙のような超微粉の脱気も可能!
当社の製品は、各種粉体製品製造メーカーや加工業界で多数の導入実績があります。
独自開発の脱気フィルター技術を使用した、各種粉体脱気装置、充填装置、計量充填装置、充填自動化設備の設計・製作が可能です。
【ビジネスフィールド】
化成品、無機製品、食品等の粉体製品の製造・加工・充填業界
【強み・特徴】
装置内を通過する粉体の粒子間に含まれる空気を真空により脱気することで粉体の嵩密度を高め、発塵を抑える等の現象を得る技術です。
長年の経験を活かした独自の脱気フィルター技術により、多数のユーザー様のご評価をいただいております。
バキュームコンパクターの技術
真空脱気技術
装置内を通過する粉体の粒子間に含まれる空気を真空により脱気することで、粉体の嵩密度を高め、容積を小さくし、しかも発塵を抑える現象を得る技術です。当社の真空脱気技術は長年、粉体に携わり培った経験を活かした独自のフィルター技術により、お客様の粉体充填機ニーズにお応えするものです。
嵩密度アップ実績(例)
製品名称 | 嵩密度(g/cc) | 嵩密度アップ率(倍) | |
---|---|---|---|
脱気前嵩密度 | 脱気後嵩密度 | ||
水酸化マグネシウム | 0.44 | 0.65 | 1.48 |
炭酸マグネシウム | 0.153 | 0.252 | 1.65 |
炭酸カルシウム | 0.33 | 0.42 | 1.27 |
水酸化アルミニウム | 0.277 | 0.42 | 1.52 |
研磨剤 | 0.42 | 0.67 | 1.6 |
タルク | 0.277 | 0.491 | 2.16 |
ステアリン酸カルシウム | 0.195 | 0.396 | 2.03 |
水和材 | 0.27 | 0.42 | 1.56 |
大豆粉 | 0.227 | 0.374 | 1.65 |
小麦粉 | 0.494 | 0.714 | 1.45 |
食品添加物 | 0.24 | 0.36 | 1.5 |
コーンスターチ | 0.45 | 0.56 | 1.24 |
導入効果
作業環境の改善!
クリーン充填により、皆様の作業環境を改善します。
省スペース化!
保管容器や袋がコンパクトになり、省スペース化に貢献。
パフォーマンスコスト削減!
手作業が減るため、パフォーマンスコスト(人員)の削
減が可能となります。
作業スピードアップ!
充填能力(スピード)アップを
図ることができます。
資材コスト削減!
1つの容器により多くの粉体を詰められるため、
容器の資材コストを下げることができます。
脱気オーガー充填について
脱気オーガー充填システム基本構成
【特徴1】 クリーン充填
脱気して充填するため、粉は締まった状態で供給されます。従って、粉の発塵がなく、粉塵による作業環境の悪化、ヒートシールの不備等の問題が解消されます。粉体充填でお困りの皆様方の悩みに必ずお応えできるものと確信しております。
【特徴2】 目詰まりなし
当社の脱気フィルターは目詰まりをしない、しかも強度的にも信頼性の高い優秀なフィルターとして多くのお客様から高い評価をいただいております。
【特徴3】 袋自動昇降機能
サーボモーターにより袋の昇降自動制御を行いますので、落差による嵩戻り・発塵を生じさせることなく、充填を完了させることができます。また、本機能により、押し込み充填等の特殊使用法も可能となりました。
【特徴4】 正味重量計量機能
ロードセルを内蔵し自動制御しておりますので充填された正味重量を即座に計量し、コントロールします。本機能により充填計量精度が大幅に向上します。当社の製品は標準的に本機能を装備しております。
導入計画
お客様の装置導入のご計画に際しましては、下記のテストを実施し導入提案・計画を進めて参ります。
よくあるご質問
- バキュームコンパクターとは何をする装置ですか?
粉(パウダー)の中に存在する空気を抜き、粉の容積(容量)を小さくする装置です。 容積が小さくなると充填する容器や袋を小さくでき、保管スペースも少なくなります。
- 横型、縦型、横縦型の違いは何ですか?
横型は脱気時間を比較的に長く必要とする粉体で、製造プロセス中で嵩密度をコントロールする必要がある場合に有効です。 縦型は脱気時間が瞬時にて減容効果がある粉体に使用され、各種充填設備に多様採用されています。 横縦型は設置場所の高さスペースが少ない場合、脱気時間を比較的に長く必要とする粉体の場合に有効です。
- どのような粉体に適用されていますか?
食品、食品添加物、無機物、有機物、各種化成品、金属粉等、あらゆる粉体にご採用いただいております。 ただし、粉体性状によっては不向きな場合もありますため、必ず確認テストを実施して判断する必要があります。
- 嵩密度のアップはどのくらいですか?
粉体性状により異なります。一般的には小さい粉体の方がアップ率は高い傾向にあります。
- 必要ユーティリティは何ですか?
電源及びエアーです。
- テストを実施したいのですが?
お電話やメールにてお問い合せください。 テストで使用するサンプル粉や包装材料等をお客様にご準備いただく必要がございます。 また、テストは有償となりますのでご了承願います。
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